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米国 Amazon.comのクラウド・コンピューティング部門であるAmazon Web Services(AWS)は11月17日、AWSが予定している運用作業の中で、ユーザーのEC2(Elastic Compute Cloud)インスタンスに影響するものがある場合に、それをユーザーのWebコンソール上でわかりやすく表示する新機能を発表した。
AWSは、AWSサービスのリソースの状況に関して、ユーザーによりわかりやすく情報を提供することに取り組んでおり、今回の新機能の導入はその一環だ。
現在、EC2インスタンスに影響があるAWSの運用管理関連のイベントとしては、システム・リブート、インスタンス・リブート、リタイヤの3種類がある。
従来、AWSはこうしたイベントが予定されている場合には、事前に電子メールで通知していた。こうした情報をAPI経由や管理コンソール画面(AWS Management Console)経由で提供することで、ユーザーが手作業または自動処理による対処をできるようにするとしている。
この情報提供に利用されるAPIは、新しい「DescribeInstanceStatus」関数だ。この関数は、特定のリージョンやアベイラビリティ・ゾーンでスケジュールされているイベントの情報を返す。
各インスタンスについて返される情報は、Instance State(インスタンスの状況)、Rebooting Status(インスタンスでリブートがスケジュールされているかどうか。スケジュールされている場合、その日時も)、Retiring Status(インスタンスでリタイヤがスケジュールされているかどうか。スケジュールされている場合、その日時も)。
また、ユーザーはAWS Management ConsoleのEC2タブで、EC2インスタンス(仮想サーバ)の可用性に影響するAWSの運用作業の予定を事前に確認できるようになる。
AWSは、運用管理関連のイベントについて、次のように説明している。
・システム・リブート:EC2インスタンスが稼働しているハードウェアかソフトウェアにメンテナンス作業が必要な場合に、AWSはシステム・リブートをスケジュールする。システム・リブートはめったに行われず、どうしても必要なときにのみ行われる。
・インスタンス・リブート:システム・リブートに近いが、インスタンスそのもののリブートだけが必要で、その下のハードウェア、ソフトウェア・レイヤのリブートは必要ではないときを指す。リブートのタイミングは、ユーザー自身が決めることができる。
・リタイヤ:ハードウェア障害などにより、これ以上運用ができないようなケースが起こった場合、AWSはインスタンスのリタイヤをスケジュールする。リタイヤがスケジュールされたインスタンスは、その日時以降はterminate(終了)されることになる。EBS-backdのEC2インスタンスの場合は、stopしてstartすると、他のハードウェア上でインスタンスが立ち上がるため、リタイヤ対象のインスタンスが必要であれば、スケジュールされた日時以前にこの作業をしておく必要がある。
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